新たな地熱発電所、台湾で開設

2023-10-03 18:58

【記者たなか ゆうと・総合レポート】

 

台湾の新北市は、全台初の火山型地熱発電所「金山地熱発電所」が10月に商業運転を開始することを発表しました。このプロジェクトは、約半世紀にわたる研究と革新的な技術革命の成果であり、台湾の再生可能エネルギー分野で画期的な出来事です。

大屯火山區下方具有高溫地熱儲集層構造,是地熱潛力最高的區域,佔全國淺層地熱資源約7成,因此成為開發地熱的首選示範區。

新北市の副市長、劉和然氏は、「地熱は安定した発電源として、再生可能エネルギーの中で非常に重要です。大屯山火山地域は地下に高温の地熱層を持っており、台湾の浅い地熱資源の約70%を占めています。これは地熱の開発にとって理想的な場所です」と述べました。

このプロジェクトは、新北市政府が再生可能エネルギーの推進に取り組む一環として実現しました。地域の政府機関との協力を通じて、新北市は再生可能エネルギーの推進、ゼロカーボン経済の実現、そして環境の持続可能性を共に訴えています。

この地熱発電所は、台湾の家庭に電力を供給するだけでなく、新北市の環境にも大きな貢献をすることで期待されています。

 

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